【フード・インク】健康×格差×利益が入り乱れるドキュメンタリー

アメリカの食品業界を描いたお話で、アメリカ社会の食品の大量生産にいかに問題があるかが提議されています。

食中毒O-157の原因や大企業の人間たちがいかに、民衆を食い物にして利益をあげているかがわかります。

私たちの身近な食品「コーン」がいかに弊害をもたらしているのか..普段私たちが意識していないだけで、私たちの口に入る食品がどれだけ不衛生な環境で生産されているのか..そして、その食品が原因で危険な病原菌を体に取り込んでいるのかもしれないのです。

O-157を予防するために生産者側が取った対策は・・・

アメリカ合衆国の食肉は工場で作られています。その工場はとても不衛生な所で、大量の家畜をフロアいっぱいに詰め込み、家畜は狭いスペースで糞だらけの不衛生な場所で生活をしているのです。

牛の肥料にはコーンが用いられており、牛がコーンを食べることによって腸内の大腸菌が異常繁殖し、病原菌O-157の誕生の温床になるのです。

そして、牛たちは狭いスペースで自分の糞だらけの不衛生な場所で生活するため、牛の体は糞まみれでとても不衛生なのです。

その不衛生な肉が私たちの体に入り、O-157によって子供が死亡するという事件が発生しました。O-157を予防するために生産者側が取った対策は牛肉をアンモニアまみれにして菌を殺菌するというモノでした。アンモニアにまみれた肉が私たちにどのような悪影響を及ぼすのか見物だと思います。

アメリカ人の健康と所得

ファストフード業界には助成金が出ており、マクドナルドなどの食品はスーパーで売られている野菜などよりもはるかに安価で手に入るのです。

所得の低いアメリカ人たちは手軽にお腹いっぱいになることのできるファストフードを食べることが習慣になっており、これがアメリカ合衆国に肥満と糖尿病をもたらしている要因だと思います。

映画の中では化学的で不衛生な食品工場とは対照的に、大自然の中でのびのびと育つ家畜たちの農場が登場します。広大な農場で育つ家畜たちは飼葉や牧草を食べるので健康的に育ち、また家畜の糞は自然に還り、糞が牧草を育み家畜がその牧草を食べるので、理想的な循環システムが構築されています。

多少値段が高くなってもこのような食品を食べることが理想だと思いますが、所得の低い人は理論通りには行きません。

利益追求第一

食品を作る側の大企業が変わらないとこの問題は根本的には改善されないと思います。利益追求第一の世の中がこのような生活習慣病や病原菌の温床になっていると
思うと、資本主義経済の歪みがここに表れていると思います。

人が変われば必ず社会も変わるハズなので消費者側の我々がするべきことは「知る」ことだと思います。

大企業は食の実態が大衆に知れれば、購入者が減ることがわかっているので工場の内部の実態や、真実を知らせようとしません。

我々消費者が危機意識を持って危険な食品にはNOを突きつけ、大企業の意識を正すことがするべきことだと思いました。

スーパーサイズ・ミー

肥満や糖尿病が蔓延するアメリカ社会の原因を探る映画です。

映画監督自身が、ファストフード大手マクドナルドの食品のみを1ヶ月間食べ続け、自分の体に発生する変化を記録したノンフィクション映画です。

ファーストフードがいかに体に悪い不衛生な食べ物なのかということと、利益第一の食品業界がどれだけ国民の健康を考えていない組織なのかということが描かれています。

マクドナルドは私たちにとってすごく身近な存在なので、興味がある人は1度視聴することをお勧めします。

スーパーサイズ・ミー