【ボウリング・フォー・コロンバイン】銃社会と矛盾のドキュメンタリー映画

何でもやってしまうお騒がせ監督マイケル・ムーアによるドキュメンタリー映画。

アメリカにおける銃社会を風刺的に描いており、1994年4月20日にコロンバイ高校で起きた銃乱射事件を主な題材に、その事件が起きた社会の根幹のような面を映し出している。

突撃取材でおなじみのマイケルムーアが、友人や、実際の銀行、全米ライフル協会、事件の起きたコロンバイン市民へ直接インタビューをしている。

なぜこのような事件が起きてしまったのか?当たり前になっているこの社会の矛盾を暴き出す。

コロンバイン高校銃乱射事件

アメリカコロラド州コロンバインの高校コロンバイン高校で起きた虐殺事件です。

この高校に通っていた2人の生徒が、いじめなどの原因により、12名の生徒と、教員を1人殺害した。

参考:コロンバイン高校銃乱射事件|ウィキペディア

重軽傷者は、24名に至る。ちなみに2人の犯人は自殺した。詳細な情報を調べるほどゾッとする事件でした。日本でも、ただの自殺ではなくこのような自殺をされると思ったらゾッとします。

当たり前な銃社会アメリカ合衆国

日本は、当たり前ですが、銃を持つことは禁止されています。なので、普段銃というものに触れないので、そのような事件は起きていないのかもしれません。殺傷のような事件が多いイメージ。

あと、最近では交通事故も。しかし、アメリカ合衆国では、銃というものを持っても良いというのが、憲法により認められています。銃を持つ権利が憲法により守られているのです。

ヴァージニア州では、全市民に銃を持つ義務があります。全市民が銃を持っている社会なんて、正直怖いですし、いつ何が起きても文句は言えない状況です。

また、面白いと思ったのが、銀行口座を開いたら、銃を一つプレゼントというキャンペーン。
日本では、保冷バックや洗剤くらい。これを当たり前に行っていて違和感を抱かないのも銃社会だからこそと感じました。

このような社会が根底にコロンバイン高校の銃乱射事件は起きたと十分に考えられます。

様々な矛盾

映画の途中で、大手武器会社ロッキード社により、ミサイルの作成、国を侵略者から守ることができるという発言。そのあと、1960年代~2000年代にわたって、アメリカが色々な国の干渉により、殺害や侵略の繰り返し、民主化をしてきた歴史が語られるシーン、その後に2001年に起きたアメリカの同時多発テロのシーンが流れます。

ここからは、結局、自国を守ろうと、他国を侵略や干渉を繰り返した結果、自分の国を守れていないという矛盾が生まれていてとても考えさせられました。

また、武器工場として爆撃した工場がただのアスピリン工場であったりとか、何ともアメリカが恐怖に怯えているとしか思えない行動ばかりが目立っていました。

スーパーサイズミー

ご紹介した当たり前の銃社会に対して、今作では、当たり前のファストフード社会を批判しています。

日本でも人気で、私自身もよく食べています。じゃあ、もし、これを毎日1日3食1ヶ月食べたらどうなるのか?その影響は?というもの。

この映画も、「ボーリングフォーコロンバイン」と同じく、当たり前に感じていることのおかしさを思い出させてくれます。

もう一度社会を見直すという意味でもとても興味深く、みじかに潜む危険にゾッとした作品です。

スーパーサイズ・ミー